イノベーション推進機構 産学連携・URA領域

九州工業大学の研究者 -私たちはこんな研究をしています-

情報工学研究院

准教授

國近 秀信

くにちか ひでのぶ

所属
情報工学研究院
知能情報工学研究系
プロフィール
1969
生まれ
1996
博士(情報工学)
九州工業大学
1996
九州工業大学大学院
情報工学研究科博士後期課程
情報科学専攻修了
1994
九州工業大学大学院
情報工学研究科修士課程
情報科学専攻修了

本分野は、人工知能学、教育学、認知科学などの複合領域で、人間の思考過程の解明にも寄与する困難、かつやり甲斐のある分野です。また学習活動は生活に不可欠であり、本研究は非常に意義のあるものだと考えて研究を始めました。

受賞
▶1993 Best Paper Award受賞 1993 International Conference on Computers in Education
▶1995研究奨励賞受賞 人工知能学会
▶2001 Best Paper Award受賞 International Conference on Computers in Education

より詳しい研究者情報へ

学習する立場からの知的学習支援システム

● 研究テーマ

  • ❖人工知能を応用した知的学習支援環境に関する研究
  • ❖知的言語学習支援環境に関する研究

● 分野

知能情報学、教育工学

● キーワード

知的学習支援システム、言語学習支援、英語学習、自然言語処理

● 実施中の研究概要

人工知能技術を利用し、人間の学習活動の支援に関する研究を行っています。より具体的には、家庭教師が生徒の学習を支援するように、学習者(ソフトウェアの利用者)の理解状態を考慮し、問題やアドバイスを提示するソフトウェアを実現します。
現在は、主に英語学習を支援対象としたソフトウェアの実現に取り組んでいます。例えば、英作文学習支援システムでは、英文を解釈し、その内容をアニメーションに変換するプログラムを実現・利用することで、学習者が構成した英文をアニメーションとして表示します。これを利用して、学習者に、自分が書いた英文が客観的にはどのように解釈されるのかを知らせ、誤りに気づかせ、学習者が思った通りの意味内容の英文を書けるように支援するのが、本研究のねらいです。

● 今後進めたい研究

能動的学習を指向した知的学習支援システムの実現

● 知的財産権(技術シーズ)

中学レベルの英文を解析し、構文・意味情報を抽出するプログラム(特許ではない)

● 研究室ホームページ

英作文学習支援システムの画面例