イノベーション推進機構 産学連携・URA領域

九州工業大学の研究者 -私たちはこんな研究をしています-

情報工学研究院

准教授

田中 和明

たなか かずあき

所属
情報工学研究院
知的システム工学研究系
プロフィール
1969
生まれ
1993
九州工業大学大学院
情報工学研究科修士課程修了
2002
博士(情報工学)
九州工業大学

学生時代は計算機科学を勉強していて、研究者となってから、機械工学にかかわるようになってきました。機械工学の分野に、適切に情報技術を取り込むことで、効果の高い機械制御ができると考え、情報と機械を融合した技術にかかわる研究を進めてきています。

受賞
ETアワード2013 「スマートエネルギー部門」受賞(2013年、組込み総合技術展)
フクオカRuby大賞 「mruby特別賞」受賞(2017年、福岡県Rubyコンテンツビジネス振興会議)

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小さなコンピュータで産業に貢献します

● 研究テーマ

  • ❖ 小型・省電力で動作するコンピュータシステム
  • ❖ IoTにおけるデータ処理

● 分野

計算基盤・計算機システム
計算基盤・ソフトウェア

● キーワード

組込みシステム、IoT、ブロックチェーン

● 実施中の研究概要

社会の中では、目に見えないところで多くのコンピュータが使われています。さまざまな装置の中で動作するコンピュータシステムは、組込みシステムと呼ばれています。私達の研究室では、使いやすい組込みシステムの設計と開発を行っています。

実際に「使える」システムを実現するには、単に性能だけでなく、大きさや消費電力、コストにも目を向ける必要があります。このような、社会に役立つシステムを利用できるようにするための研究を行っています。

研究室で開発されたシステムの一部は、すでに産業機械に組込まれて動いています。研究の成果が、目に見える製品に役立つことが研究の目標です。

● 今後進めたい研究

これからも多くの組込みシステムが社会の中で使われているはずです。多くのシステムが使われるような環境では、その消費電力を抑えることが重要になると考え、このようなシステムを簡単に開発できるような仕組みを提案したいと考えています。

● 特徴ある実験機器、設備

フェイズドアレイ超音波計測装置

「超音波フェイズドアレイ計測装置」 超音波を使って、三次元の計測が行えます。

● 知的財産権(技術シーズ)

『被写体面積算出装置』
『被写体面積算出システム』
『被写体面積算出方法』特願2009-(2009.4) 松野国一、春田統一、田中和明、奥村克博、渡邉恭弘

● 過去の共同研究、受託研究、産業界への技術移転などの実績

2010年 経済産業省 「地域イノベーション創出研究開発事業」
2014年 中小企業庁 「新連携事業認定」
2016年 NEDO 「次世代スマートデバイス開発プロジェクト」
2017年 経済産業省 「戦略的基盤技術高度化支援事業」

2015年~ 島根県 しまねソフト研究開発センターとの共同研究

● 研究室ホームページ