イノベーション推進機構 産学連携・URA領域

九州工業大学の研究者 -私たちはこんな研究をしています-

情報工学研究院

准教授

二保 知也

にほ ともや

所属
情報工学研究院
知的システム工学研究系
プロフィール
1969
生まれ
博士(情報工学)
九州工業大学
1997
九州工業大学大学院
情報工学研究科博士後期課程情報システム専攻修了
1997
九州工業大学大学院
情報工学研究科修士課程
情報システム専攻修了

1994

構造物の振動に関する研究経験を生かして、振動解析に基づく、設備機器状態診断に研究を行い、故障診断方法、および故障診断器に関する特許取得、学会支部主催の研究会の幹事を務めています。現在は、構造物、電磁場、熱などの相互作用による、連成現象の解析方法、評価方法や応用に関する研究を行っています。

より詳しい研究者情報へ

身近にあるけど 複雑・高度な連成現象の解析・評価・応用

● 研究テーマ

  • ❖振動・熱伝導・電磁場などの連成現象における有限要素法に基づく連成解析方法および評価方法の研究

● 分野

計算工学、機械材料・材料力学、機械力学・制御

● キーワード

有限要素法、連成解析、振動、構造強度、熱伝導、電磁場、数値解析

● 実施中の研究概要

振動、熱伝導、電磁場やこれらの連成現象を対象とした連成有限要素解析に関する研究を行っています。振動、熱伝導や電磁場などの単一現象に対する有限要素解析に基づく現象解明や設計支援は広く普及しています。しかし、これらの相互作用が無視できない問題や相互作用を利用した技術においては、この相互作用を考慮した解析が必要となります。
たとえば、抵抗スポット溶接では、加圧による変形、電流の流れ方、熱伝導のそれぞれが互いに影響を与えるため、これらの相互作用による連成現象を考慮した解析が必要となります。また、センサーやアクチュエータに利用されている圧電材料は電界による変形、変形により電界が発生するため、この圧電材料を利用する技術では、これらの相互作用による連成現象を考慮した解析が必要となります。
このため、本研究では、このような連成効果が重要となるさまざまな問題に対する解析方法や評価方法に関する研究を行っています。

● 今後進めたい研究

対象を問わず、力学的に連成現象が重要な問題や興味深い問題に対する解析方法や連成挙動の解明、評価方法に関する研究を行い、さまざまな連成現象に対する解析方法などの学問の体系化を図っていこうと考えています。

● 特徴ある実験機器、設備

大規模解析を行うための並列解析環境を構築している。

● 知的財産権(技術シーズ)

『故障診断方法および故障診断器』特許 第 3411841 号 豊田 利夫、二保 知也、陳山 鵬、小村 英智

● 過去の共同研究、受託研究、産業界への技術移転などの実績

【研究】
『振動解析により機械の状態を複数のパラメータで定量化、さらに,これらのパラメータの主成分分析により異常の種類や程度を診断する方法の研究』平成12年度:会社名公開不可
振動を積極的に利用する新たな研磨機械の開発で、有限要素法(注)による振動解析により設計支援を行った。平成17-18年度:高木工業 株式会社
『抵抗スポット溶接の電流・熱・構造連成有限要素解析によりスポット溶接のメカニズムの解明や最適な溶接条件に関する研究』平成18-20年度:トヨタ自動車九州株式会社
(注)有限要素法(Finite Element Method、略してFEM)は、複雑な微分方程式を近似的に解く手法の一つ。支配方程式が定義された領域を小さな要素に分割し、各小領域に比較的単純で共通な補間関数を用いる。

● 研究室ホームページ

抵抗スポット溶接の電流・熱・構造連成現象

抵抗スポット溶接の電流・熱伝導・構造連成解析: 電流、温度と変形

電磁・構造連成解析: 電流ポテンシャルと変形

● 共同研究講座(PLE-TAKADA)

http://www.life.kyutech.ac.jp/~ple_takada/