イノベーション推進機構 産学連携・URA領域

九州工業大学の研究者 -私たちはこんな研究をしています-

工学研究院

教授

相良 慎一

さがら しんいち

所属
工学研究院
機械知能工学研究系
プロフィール
1964
生まれ
1993
博士(工学)
九州工業大学
1989
九州工業大学大学院
工学研究科制御工学専攻
修士課程修了

修士課程の研究テーマは流体力が作用するシステムの制御でした。民間企業への就職を考えていたところ、偶然他大学制御工学研究室助手の話があり、採用されました。1年半後、本学のロボット工学研究室の助手となり、初めて各種ロボット制御のテーマに関わるようになりました。

受賞
SI2020優秀講演賞(2020年)
SI2019優秀講演賞(2019年)
Best Paper Award, ICT-ROBOT 2018(2018年)
SI2018優秀講演賞(2018年)
SI2016優秀講演賞(2016年)
日本機械学会教育賞(2013年)
人工生命とロボットに関する国際シンポジウム最優秀論文賞(2008年)

作業する腕を持つ浮遊型ロボットシステムの開発

● 研究テーマ

  • ❖ 腕を持つ浮遊型水中ロボット・宇宙ロボットの制御法開発
  • ❖ 腕を持つ浮遊型水中ロボット用計測システムの開発

● 分野

知能機械学・機械システム

● キーワード

マニピュレータ、水中ロボット、宇宙ロボット、制御

● 実施中の研究概要

人間とって極限環境である海洋や宇宙空間で活動可能な、腕を持つ浮遊型ロボットの制御法開発を行ってきました。近年は、人間と同様に2本の腕を持つロボットの制御法や、複数のロボットによる協調制御法の開発に取り組んでいます。

また、開発制御法の有用性を検証するために、各種防水対策を施した水中ロボット実験機を製作しています。

水中ロボットを制御するためには,ロボットの位置と姿勢、腕の状態、作業対象との接触状況などを把握する必要があります。そのため各種計測システムの開発もあわせて行っています。

   双腕水中ロボット(吊下げ状態)

   双腕水中ロボット(浮遊状態)

● 過去の共同研究、受託研究、産業界への技術移転などの実績

【受託研究】
➀サンゴ礁モニタリング画像からのオニヒトデ自動検出技術の開発 (2015-2017)
➁災害対応ロボット油圧アームの多軸協調制御(2016)

● 関連リンク先

❖ 研究室ホームページ

❖ より詳しい研究者情報