イノベーション推進機構 産学連携・URA領域

九州工業大学の研究者 -私たちはこんな研究をしています-

工学研究院

准教授

穴井 謙

あない けん

所属
工学研究院
建設社会工学研究系
プロフィール
1971 生まれ

2000 博士(工学)
    九州大学

1997 修士(工学)
    九州大学

オフィスや住宅などの建築物の室内空間を,より快適で健康に過ごせるものにしたいと日常のくらしの中で感じ,建築環境学の研究に取り組むようになりました。建築の環境にまつわる身近な疑問や問題を解決するための研究を行っています。

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安らぎの生活空間を・・・                   科学技術で騒音を解消する!

● 研究テーマ

  • 建物開口部のアクティブ騒音制御,
  • 都市広域における効果的な騒音対策の選択手法,
  • 室内昼光照度の簡易計算法

● 分野

建築環境・設備

● キーワード

騒音予測,騒音対策,アクティブ騒音制御

● 実施中の研究概要

近年の住宅の外壁や窓は省エネルギーの観点から高気密・高断熱化が図られており,騒音防止の役割も同時に果たしています。しかし,換気のために設置される開口部は,住宅外周部全体の遮音性能を著しく低下させ,睡眠妨害などの問題を引き起こす原因になっています。
このように,建物の遮音性能のボトルネックになっている開口部の遮音性能を向上させるために,当研究室では,アクティブ騒音制御技術の応用研究に取り組んでいます。実物大の試験住宅で実験したところ,10dB程度の遮音効果を得ることができました。この技術を発展させ,実用化することで,深夜に自動車騒音などによって睡眠を妨害されることがなくなります。しかし,現実の空間はノイズ等の不確定な事象が数多く発生するため,実用化のためには,計算機科学・人工知能といった工学分野の計算技法を融合した,堅牢性・適応性の高い新しいシステムを考案する必要があります。
換気という本来の機能を損なわない,建物開口部のための新しい遮音技術を開発し,健康で快適で省エネルギーな建物の実現に大きく貢献したいと考えています。

● 今後進めたい研究

パッシブ技術とアクティブ技術を適材適所で併用した,建築の音・光・熱・空気環境のコントロール技術の研究

● 特徴ある実験機器、設備

約150㎥の無響室

● 過去の共同研究、受託研究、産業界への技術移転などの実績

受託研究:健康リスク解析のための騒音曝露の長期観測データ収集システムの開発と住民参加型データベース構築手法の研究(産総研:2009-2011)

● 研究室ホームページ

建物換気口のアクティブ騒音制御実験

レンガ造の試験住宅

スピーカー組込み型フード(吸気口からスピーカーを見る)

スピーカー組込み型フード(外壁への取り付け姿)