イノベーション推進機構 産学連携・URA領域

九州工業大学の研究者 -私たちはこんな研究をしています-

工学研究院

准教授

楊  世淵

よう せいえん

所属
工学研究院
電気電子工学研究系
プロフィール
1963
生まれ
2000
博士(工学)
九州工業大学大学院
1993
九州工業大学大学院
大学院工学研究科
博士後期課程
単位修得退学
1990
九州工業大学大学院
大学院工学研究科
博士前期課程修了

博士課程中では、半導体レーザにおける低周波雑音について研究を行っていましたが、九州工業大学の職員になってから、レーザを利用した応用に興味を持ち、計算機ホログラムの設計に関する研究を始めました。特に、計算機ホログラムの分野における再生像のスペックル雑音の問題解決に興味を感じ、数年前にスペックル雑音を除去する方法を開発しました。

より詳しい研究者情報へ

位相型計算機ホログラムにおけるスペックル問題の解決法を開発

● 研究テーマ

  • ❖計算機ホログラムの最適化に関する研究

● 分野

電子デバイス・電子機器、応用光学・量子光工学

● キーワード

計算機ホログラム、レーザビーム整形、スペックル除去

● 実施中の研究概要

光通信をはじめとして、レーザは、加工・医療など、さまざまな分野で利用されています。レーザの出力分布は、通常、ガウシアン分布で、光の伝播や、加工のとき、必ずしも最適なものとはいえません。
応用に応じて、最適な出力分布に、レーザの光波面を整形する必要があります。位相型計算機ホログラムを光の損失を最小限に抑え、必要なレーザの光波面分布に変換する、最も良い手法として、期待されています。
従来は、位相型計算機ホログラムにおいて、黒い斑点(スペックル) が存在し、大きな問題として、解決できませんでしたが、私たちの研究で、このスペックルを、除去する方法を開発しました。
これからは様々な分布を持ち、レーザ出力光に整形する、計算機ホログラム素子の設計・製作を行う予定です。

● 今後進めたい研究

計算機ホログラムを用いた半導体レーザアレーシステム

● 知的財産権(技術シーズ)

準備中(位相型計算機ホログラムを用いたレーザビーム整形の設計方法)

●研究室ホームページ

http://www.boss.ecs.kyutech.ac.jp/