イノベーション推進機構 産学連携・URA領域

九州工業大学の研究者 -私たちはこんな研究をしています-

工学研究院

准教授

坪田 敏樹

つぼた としき

所属
工学研究院
物質工学研究系
プロフィール
1972 生まれ

2000年 博士 (工学) 九州大学
1998年 九州大学大学院総合理工学研究科材料開発工学専攻博士後期課程中退
1996年 九州大学大学院総合理工学研究科材料開発工学専攻博士前記課程修了
1994年 九州大学工学部応用化学科卒業

機能材料(セラミックス熱電材料、ダイヤモンド、炭素材料)の研究を行ってきました。

より詳しい研究者情報へ

バイオマスから高機能な炭素材料を創製する

● 研究テーマ

  • ❖電気二重層キャパシタ電極用炭素材料の開発
  • ❖植物の組織構造を活用した細孔制御された多孔質炭素材料の創製
  • ❖竹のカスケード利用による複数の高付加価値製品の製造

● 分野

炭素材料

● キーワード

電気二重層キャパシタ バイオマス 活性炭

● 実施中の研究概要

新規な高性能な電気二重層キャパシタ電極用炭素材料の開発を行っています。
・植物の生体組織構造の活用した選択的抽出による多孔質化
・試薬添加による熱分解挙動の制御
を試みることで高い性能を発現させるメカニズムを解明し、従来品を凌駕する材料の創製を目指しています。

● 今後進めたい研究

●電気化学キャパシタの研究
●CVDダイヤモンドの工業的な応用(ニッチな分野、すぐに実用化できる分野)
●電気二重層キャパシタの原理を応用した海水からの脱塩

● 特徴ある実験機器、設備

吸着等温線測定装置(N2, CO2), 充放電測定装置

● 知的財産権(技術シーズ)

電気二重層キャパシタの製造方法 特許5846575
電気二重層キャパシタ分極性電極用炭素材料の製造方法 特許5652636
ICソケット用接触子及びその製造方法 特許4797180
紐状炭素及びその利用方法並びにその製造方法 特許5193432

● 過去の共同研究、受託研究、産業界への技術移転などの実績

2009年-2010年  JST地域ニーズ即応型事業に採択
2011年-2013年  (株)A社と共同研究実施
2012年-2013年  財産法人福岡県・科学技術振興財団と受託研究実施
2016年-2017年 公益財団法人福岡県リサイクル総合研究事業化センターと共同研究実施
2016年-2017年  (株)B社、(株)C社と共同研究実施

● 研究室ホームページ