イノベーション推進機構 産学連携・URA領域

インキュベーション施設の紹介

 大学の使命として、従来の知の創造、継承、人材の育成のみならず、知の熟成により付加価値の高められた大学の知を、直接社会で活用することが求められています。

 九州工業大学では、このような社会的要請に応えるべく、本学の研究成果を主体的に社会に還元するための企業活動に必要な支援を行うことを目的に、 2004年、飯塚キャンパスにインキュベーション施設を開設しました。ここでは、通常の研究よりもその成果の産業化が可能な段階により近い実用化研究を実施します。また、実用化研究に至るまでの高度な研究を実施することによって、副次的に本学の全体の研究レベルを向上させることになります。

平面図

写真

左:プレインキュベーション・ルーム、右:リフレッシュ・エリア

入居者

当施設の使用対象は以下の通りです。

  • ◎新規事業創造を目的として実用化研究を行おうとする本学の教員
  • ◎ベンチャー企業の設立を計画している本学の学生
  • ◎本学教員または学生が積極的に関わって創業されたベンチャー企業
  • ◎本学教員と共同研究を行うか、教員からの技術的支援を必要とするベンチャー企業

設 備

 当施設は、インキュベーション・ルーム 9室、およびプレインキュベーション・ルームを備えています。プレインキュベーション・ルームは、ベンチャー企業の設立を計画している本学の学生を対象とし、まだアイディア段階にある研究を支援するものです。パーティションで区切られたブースが無料で貸し出されます。また、リフレッシュ・エリアを設け、入居者同士の情報交換などに利用できます。これらの設備は 24時間利用可能で、全ての部屋は電気錠により入退室管理を行いセキュリティに関して充分配慮されています。

その他の支援

 先端研究・社会連携本部 産学イノベーションセンター 知的財産担当から、特許相談等の支援を受けることができます。また、当施設の立地する飯塚市のインキュベーション施設であるトライバレー・センターとの連携により、インキュベーション・マネージャによる経営、財務、マーケティングの相談等の支援が受けられます。