同期型遠隔講義の受講可能な地域の拡大
教育工学
e-ラーニング、コンピュータ・リテラシー、遠隔教育、デジタル教材、情報教育
本校では、2001年度より「数学」、2005年度より「情報」の免許法認定公開講座を、2会場での同期型遠隔講義として実施しており、これまでこの同期型講義を行う環境の構築と改善を実施してきました。また、「情報」の科目については、復習、予習として撮影したデジタル教材や、電子資料を、フリーLMS(Learning Management System)を利用して提供しています。 しかし、黒板への記述を主体とした「数学」の講義では、電子ファイルの資料もない事が多く、講義中もカメラの画質により文字が読み難く、内容が伝わり難いと言う問題がありました。本研究は、これらの問題点の解決策と、数学の教材の作成、及び今後の計画である免許法認定公開講座の遠隔化を進めています。
なお、本研究の一部は、科研費補助金(基盤研究(C)、課題番号17500647、「高等学校教科「情報」教員のためのリカレント教育用e-Learning 教材の開発」)によるものです。
今後もこの同期型遠隔講義の研究を続け、教育環境の改善と、また様々な演習や実験に対応できる講義の実現とこれまでに撮影した情報、数学の動画教材を基に、広域への遠隔講義の実施について計画を立て、免許法認定公開講座の全国展開を目指しています。
インターネット配信サブシステム(インターネット配信装置,教材蓄積装置)、在宅受講環境実験サブシステム(在宅受講環境実験装置)、高速ネットワークサブシステム(インターネット配信装置)、教材作成支援サブシステム(教材開発装置)、撮影支援サブシステムから構成される「バーチャルユニバーシティ推進システム」を導入。
『情報教育支援士養成講座「計算機リテラシー」』 講師(主催者 : 九州工業大学 連携教育推進室 (2008)
計算機の基本的な仕組みと利用法を解説・指導。