イノベーション推進機構 産学連携・URA領域

九州工業大学の研究者 -私たちはこんな研究をしています-

各センター等

教授

中村 豊

なかむら ゆたか

所属
各センター等
情報基盤センター
プロフィール
1972
生まれ
2001
博士(工学)
奈良先端科学技術大学院大学
2001
奈良先端科学技術大学院大学
情報科学研究科
博士後期課程情報システム学専攻修了
1998
奈良先端科学技術大学院大学
情報科学研究科
博士前期課程情報システム学専攻修了

大学では高分子工学を学んだのですが、パソコン部に入部して、奈良先端科学技術大学院大学に進学し、これがきっかけとなり、情報分野に取り組むことになりました。博士課程の最終年度に(独)情報処理推進機構の実施する「未踏ソフトウェア創造事業」に応募して第一回の採択を受けました。

より詳しい研究者情報へ

サイバーテロと戦う九工大の守護神

● 研究テーマ

  • ❖インターネットの運用管理とセキュリティ

● 分野

情報学、計算機システム・ネットワーク

● キーワード

インターネット管理運用、トラヒック計測、ネットワークセキュリティ、Wireless Mesh Network(WMN)

● 実施中の研究概要

1995年以降、インターネットは飛躍的に普及し世界中に広がりました。しかしインターネットの登場以来抱えている脆弱性は常に存在しています。今やインターネットはネットインフラとも呼ばれる社会基盤であり、一度障害が起きると大きな損失をインターネット利用者に与え社会を混乱させます。大量に集中するアクセスでサーバなどへの負荷が高まり、システムダウンの原因にもなります。世界をつなぐインターネット通信網をいかに「安全に、快適に、安価に」ネットインフラを構築し維持していくのかを研究しています。特にセキュリティの問題としてサイバー・テロだけでなく、悪意あるユーザーからインターネット社会を守ることを研究対象としています。今後ユビキタス社会では現在よりも大量の機器のネット接続が予想されるので「インターネットの安全性」を高め、大きな画像情報や大量データの処理をどのように構築すべきかを実証研究しています。

● 今後進めたい研究

ユビキタス社会に適応できるネットセキュリティの構築

● 特徴ある実験機器、設備

九州工業大学の基幹サーバ
スケーラブル情報処理基盤実験装置(InTriggerプラットフォーム)

● 知的財産権(技術シーズ)

▶『ネットワークシステム、ノード、ノード評価方法プログラム』、特願
2008-312961号、中村勝一、池永全志、堀良彰、野林大起、中村豊、石西洋
▶隣接アクセスポイントを用いたワイヤメッシュネットワーク上でのアクセスポイント評価

● 研究室ホームページ

九工大の基幹サーバの前で

これが九工大のネットインフラの心臓部