情報ネットワークの発想
新たな省電力でグリーンITに貢献
総合領域
Green、省電力化
平成19年度版情報通信白書は2007年11月時点で、平均800Gb/s規模のトラヒックが日本国内のインターネット網上を流通しており、3年で約2.5倍増加していることを報告しています。このようなトラヒック増加の状況下にあっては省電力化が大きな課題となります。このような大規模の省電力化のためには、装置単体ごとの電力低減対策だけでなく、ネットワークそのものを対象とした全体的、広域的な省電力化手法を検討する必要があります。そこで本研究では、曜日、時間帯、地域などによるトラヒック特性を利用したトラヒック予測をベースとして、ネットワーク機器間の連携による消費電力の削減を目標とするものであり、関連する技術の研究開発を行います。
上記研究が緒についたばかりで、長期にわたるものとなります。
この研究を大規模ネットワークに展開して行きたい。
『無線アクセスポイント選択方法、無線装置、無線端末ならびにコンピュータプログラム』、特願 2005-298535 本庄、福田、尾家
『マルチホップ無線通信システムの構成方法、マルチホップ無線通信システム及び無線通信装置』、特願 2006-237708 小田、河北、山村、溝口、池永、福田、尾家
【受託研究】
① 『大規模無線LAN網内における無線アクセスポイント選択アルゴリズムの研究開発』 独立行政法人 通信総合研究所より受託 (2002-2003)
② 『無線LANに関する研究』 パナソニックコミュニケーションズより受託 (2004-2007)
③『グリーンネットワーク・システム技術研究開発プロジェクト(グリーンITプロジェクト)/革新的省エネルギーネットワーク・ルータ技術の研究開発/情報のダイナミックフロー測定と分析ツール及び省エネルギー型ルータ技術の開発』、NEDOより受託 (2008-2010)