イノベーション推進機構 産学連携・URA領域

九州工業大学の研究者 -私たちはこんな研究をしています-

各センター等

准教授

大西 淑雅

おおにし よしまさ

所属
各センター等
情報基盤センター
プロフィール
1966
生まれ
2003年〜
九州工業大学 / 情報科学センター / 講師
1989年〜2003
九州工業大学 / 情報科学センター / 助手

中学生の頃、電気屋さんで見かけたパソコンに興味を持ち、計算機の面白さに取りつかれました。計算機システムの運営を経験したことでクラスタ計算機の研究を進める一方で、現在ではe-ラーニングの関する研究を行っています。新しいものが大好きです。

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任せて下さい・・・安価なE-learning システムから最先端の計算機アーキテクチャーの構築まで

● 研究テーマ

  • e-ラーニングシステムとe-ラーニング教材の開発、分散共有メモリに関する研究、モバイル情報端末に関する研究

● 分野

計算機システム・ネットワーク 教育工学 ソフトウェア

● キーワード

クラスタコンピュータ 並列処理・分散処理 共有メモリ リコンフィギャラブルシステム 情報教育

● 実施中の研究概要

E-learning 支援システムに関する研究
現在様々なe-ラーニング支援システムが研究開発されており、市販されている教材作成システムや学習管理システムが存在しています。本研究では、教材作成システムや学習管理システムを題材として、システムの設計、試作やその効果について検討を行っています。最近では、ストリーミングシステム、講義アーカイブシステム、TV講義システム、教材流通手法なども研究しています。

モバイル情報端末を用いた教育システムに関する研究
AndroidやiPod touchに代表されるモバイル情報端末を使った教育システムに関する研究を始めています。講義中におけるモバイル情報端末の機能制限やネットワーク構築法、あるいは教材そのもの開発などについて研究しています。

柔構造型クラスタ環境に向けたリコンフ・プログラミング教育システム
クラスタコンピューティング環境やリコンフィギャラブルシステムの高性能化と多様化は、これらのアーキテクチャ教育にも影響を与えつつあります。本研究では、「リコンフィギャラブル・プログラミング教育システム」の開発を行っています。従来の学習管理システムでは難しいとされる並列プログラミング演習の実現を目指しています。さらに、クラスタの構成や対象とするアプリケーションの特性、ネットワーク遅延やノードの構成やメモリの構成などに着目して、学生が構成を構築しつつ、実習を行える環境を目指します。

クラスタ計算機に関する研究
市販の PC をネットワークで接続した並列計算機をクラスタ計算機といいます。本研究では、PC クラスタ環境の高性能化を達成するために、PC クラスタに適したハードウェアDSM(分散共有メモリ) の開発を最終目標に、ソフトウェア分散共有メモリをテスト環境とし、共有メモリに適したプロトコルや配置手法などの研究を行っています。

● 今後進めたい研究

人間の脳のようなモデルの計算機システムあるいは教育支援システムをやってみたいです。多数の計算機がクラスタ上につながるようなシステムは柔軟性があるので、きっと面白いシステムになると思います。

● 過去の共同研究、受託研究、産業界への技術移転などの実績

民間企業等との共同研究(B)、2001年度:「次世代ネットワーク端末に関する研究」
民間企業等との共同研究(B)、2002-2003年度:「ネットワーク端末における管理コスト削減手法に関する研究」
上記の2つの共同研究では、LinuxやWindowsのディスクレス端末の開発や管理面を重視した研究を行った。

● 研究室ホームページ