助教
おち りょうた
学生時代は化学を勉強していましたが、大学の技術職員に就職後、情報技術や情報学について勉強し、人と情報の関わり、特に、学生の教育や生活における情報端末の利用に関して興味を持って、研究を始めました。
人間にやさしいIT
教育工学 ウェブ情報学およびサービス情報学
VDT作業
近年、PCやタブレットなどの情報端末の必携化やコロナ禍を契機としたオンライン授業の増加などによって、学習者のVDT使用時間が増大しています。VDT使用による疲労は、集中力低下などの学習活動に悪影響を及ぼす上、VDT症候群という健康問題も引き起こす可能性があります。
私はこれまで学習者のVDT作業時の疲労度測定に関する研究を行ってきました。VDT作業中の頭部映像を、教育現場において公平性が高く、測定負荷の小さい方法の一つであるビデオカメラを用いて録画した映像を解析し、疲労と関係の深い行動指標の探索を行っています。
今後は、学習ログと疲労と関係性の分析や、疲労の要因となるVDT作業の特定などに取り組んでいきたいと考えています。
