イノベーション推進機構 産学連携・URA領域

九州工業大学の研究者 -私たちはこんな研究をしています-

各センター等

助教

中山 仁

なかやま ひとし

所属
各センター等
情報基盤センター
プロフィール
1961
生まれ
1988
九州大学大学院
工学研究科修士課程情報工学専攻修了

少人数の人員で多数の教育用PC端末を管理する必要に迫られ、その解決のためにネットワークを用いたシステムの集中管理手法を検討、設計したことが、現在の研究を始めるきっかけとなりました。

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より高度な大学のコンピューターシステム・ネットワークの構築を目指して、新技術とその応用モデル活用にチャレンジ

● 研究テーマ

  • ❖ネットワークコンピューティングシステムの基盤および応用の研究

● 分野

計算機システム・ネットワ-ク、教育工学

● キーワード

ネットワークコンピューティング、インターネット応用、教育支援システム

● 実施中の研究概要

九州工業大学において、情報科学センターが提供しているコンピューターシステムやネットワークは、その設計や構築にあたって、常に何らかの新しい技術的チャレンジを行っています。そうした新技術は、必ずしも最先端のものではありませんが、実際の大規模な情報システムで利用するには問題点も多くあります。それらを数千人の学生、教職員が日々利用する情報システムの一部として動作するようにすること、そして動いている間に得られる様々なデータの蓄積や分析により、そうした新技術とその応用モデルをより広範囲の情報システムで利用できるものに改良していくのが、研究の大きな柱です。

● 今後進めたい研究

「仮想化」や「クラウド」など、新しい概念のコンピュータ技術の登場により、情報システムを構築するにあたっての考え方が大きく変わろうとしています。今後はこれらの強力な「武器」も積極的に導入し、新しい視点でのシステムの構成方式や応用分野を考えていきたいと思います。

● 特徴ある実験機器、設備

実際に運用されている全学規模の教育研究用コンピュータ、ネットワークに対して、運用管理者として関与できるため、それらのシステムと連係する形で、各種の情報システムやソフトウェア等を実際的な条件のもとで実験運用し、具体的な技術データを収集することが可能です。

● 過去の共同研究、受託研究、産業界への技術移転などの実績

2000年の教育用コンピュータシステムの導入に際し、PCに代わるネットワーク起動型の利用者端末を開発し、多数の端末を安定的に運用できることを実証しました。これは現在、いくつかのメーカーなどからより発展したシステム製品として提供され、多数のPCを集中管理する方式として用いられています。

● 研究室ホームページ