准教授
みねまつ つばさ
「映像中のどこが変わったのか?」という単純に見える研究課題に取り組む中で、自らのアイディアを自由に表現・実装していく過程と映像データに含まれるパターンを区別していく奥深さに惹かれて、この世界にすすみました。
「みる・しる・かえる」情報処理システム
実世界情報処理、学習支援、パターン認識
マルチモーダルデータ、ラーニング・アナリティクス、農業教育
最近では、深層学習や生成AIなどの技術の発展により、これまで困難だった課題にもデータ分析を活用して取り組めるようになってきました。たとえば、文章や画像を一瞬で生成したり、行動計画の判断を下したりすることが可能になっています。しかし、こうした技術を実際の現場で活かすには、分析技術だけでは不十分で、現実世界からの情報をどう集め(センシング)、どう分析し、それを人にとって役立つかたちでフィードバックしていくかという「全体の仕組みづくり」が非常に重要です。
こうした考え方のもと、教育現場を対象に実世界を把握し、還元していくための技術やアプリケーションの開発に取り組んでいます。たとえば、学習の場面では、生成AIを活用して学習者の理解度に応じた教材やフィードバックを自動生成するシステムや、学習者の理解状況そのものを模倣するモデルを用いた個別最適な学びの支援環境を開発しています。また、実習を含む農業教育では、実習中の一人称視点映像、センサーデータなど多様な情報を組み合わせて分析し、現場での支援を行うシステムの構築を進めています。
農業教育支援のためのセンサ開発、人のスキル定量化、人材マッチング
