イノベーション推進機構 産学連携・URA領域

九州工業大学の研究者 -私たちはこんな研究をしています-

情報工学研究院

准教授

新見 道治

にいみ みちはる

所属
情報工学研究院
知能情報工学研究系
プロフィール
1969
生まれ
2003
博士(工学)
九州工業大学
1994
九州工業大学大学院
工学研究科博士前期課程
電気工学専攻修了

興味を持ったので現在の研究(情報ハイディング)をはじめました。当該分野の研究者人口が少なかったので業績が出ました。

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● 研究テーマ

  • ❖1.マルチメディアを対象とした情報ハイディングの研究

● 分野

① メディア情報処理
② 画像処理、信号処理

● キーワード

メディアセキュリティ、マルチメディア符号化、ディジタル信号処理、情報ハイディング、情報圧縮技法、JPEG2000

● 実施中の研究概要

インターネット上では、マルチメディアを駆使した、ホームページが珍しくない時代です。このため、膨大な量のマルチメディア情報が、蓄積、高速伝送されることが、必要になってきています。さらに、そのコンテンツを、最終的に享受するは人間ですので、ユーザ (人間) にとって、扱いやすいマルチメディアも求められています。

❖情報圧縮技法の研究

 伝送、蓄積されたメディアを、そのまま提示するのではなく、視認しやすいように加工したり、見たいシーンだけを流したり、あるいは、重要な部分だけをピックアップして提示したりと、ユーザが望む形で、マルチメディアを加工できれば、人間にとって、コンピュータ上のマルチメディアコンテンツは、より身近なものとなり、新しいライフスタイルを作り出すことも可能です。このような社会を実現するためには、マルチメディア (画像・映像・音声・言語) 処理、メディアセキュリティ、マルチメディア符号化、ディジタル信号処理など、マルチメディアコミュニケーションに関する基礎技術が、不可欠です。新しいメディア処理技術を、プログラミング言語で、計算機上に実装し、シミュレーション実験を行うことで、その有効性をアピールしていきます。
〈研究の社会的意義〉ユーザが望む形で、マルチメディアを加工して、マルチメディアコンテンツが、より身近なものとなり、新しいライフスタイルを作り出すことが、可能になります。

❖情報ハイディングの研究

動画・画像・音声に対するメディアセキュリティ (電子透かし、ステガノグラフィ) : ある情報を、メディアに埋め込む情報ハイディングの研究をしています。
また、情報ハイディングを、セキュリティ以外の分野へ応用することも、研究しています。

● 今後進めたい研究

情報ハイディングの実社会への応用システム

● 過去の共同研究、受託研究、産業界への技術移転などの実績

▶『反復型可逆的情報ハイディングを利用した大容量二次元コード』電気通信普及財団、代表者 (2008-2009)
▶『安全なJPEG及びJPEG 2000 ステガノグラフィの研究開発』文部科学省、科学研究費補助金、基盤研究 ( B ) 一般、分担者、 (2006-2008)
▶『リバーシブル情報ハイディングに関する研究』栢森情報科学振興財団、代表者(2006-2008)
▶『リバーシブル情報ハイディングに関する研究』大川情報通信基金、代表者 (2005)
▶『非可逆画像符号化に耐性を持つステガノグラフィに関する研究』文部科学省、科学研究費補助金、若手研究、代表者、 (2004-2006)

● 研究室ホームページ