マイクロマシン
知能機械学・機械システム
医療用MEMSマイクロニードル、消化管内走行カプセル、マイクロロボット
工学の世界では、ものが小さくなればなるほど、応用可能な分野が広がります。しかも、かつてのトランジスタラジオに代表されるように、工業分野における小型化は日本が以前から得意としてきた技術の一つです。現在も様々な分野の製品開発において、小型化・高性能化することは重要なテーマとなっています。しかし、小型化していくためには、研究・開発段階から技術的な難問に直面することになり、概念設計に始まり基本設計や実装技術など、解決しなければならない問題が少なくありません。これら超微小世界における次のような研究テーマに取り組んでいます。
① ドラッグデリバリ用MEMSデバイスの研究
μmオーダの微細な針で表皮を貫き、局部に薬剤を効率的に投薬できるようにするドラッグデリバリシステムの研究。
② 消化管内走行カプセル
カプセル自身の振動を利用して、粘膜に被われた腸内などを一定方向に走行し、内視検査や薬を体内の任意な位置で放出する局部投薬や患部からの試料摘出などにも応用可能なカプセル。
③ マイクロロボット
④ 油圧シリンダ用ストロークセンサ
医療に役立つマイクロメカニズム
マイクロ化総合センター
油圧シリンダストロークセンサの研究(2008-2009)