イノベーション推進機構 産学連携・URA領域

九州工業大学の研究者 -私たちはこんな研究をしています-

情報工学研究院

教授

山田 雅之

やまだ まさゆき

所属
情報工学研究院
教養教育院
プロフィール
1980
生まれ
2011
博士(認知科学)中京大学大学院
2011
中京大学大学院情報科学研究科博士課程単位取得退学
2007
名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程前期課程修了

子供の頃から、人が直感的に「わかる」・「わからない」という現象に興味を持っていました。高校生の時に「認知科学の発展」(認知科学会,1988)の3囚人問題(直感的には答えが理解しづらい確率に関する問題)と出会い、自身が興味を持っていることを研究している方がいることを知り認知科学の研究をしようと決めました。

受賞
日本視聴覚教育協会 井内賞(2015)

学びの過程を可視化して支援するシステムを活用した教育実践研究

● 研究テーマ

  • ❖主体的・対話的で深い学びを目指した実践研究
  • ❖スキル熟達過程の可視化システムの開発
  • ❖ICTを活用したスポーツや学習の支援

● 分野

学習支援システム・教育工学・認知科学

● キーワード

協調学習・学習科学・スポーツ情報・運動学習

● 実施中の研究概要

スポーツ熟達過程における動作と発話の可視化システム開発

スキル獲得場面における熟達過程の動作と発話を可視化し、チーム内で共有するシステムを開発している。具体的に現在(2020年8月現在)はアイスホッケーにおけるスラップシュートの熟達過程の可視化を実施している。

主体的・対話的で深い学びを目指した教育実践研究

初等中等教育の現職の先生方と一緒に今後求められる教育実践に関する研究に従事している。指導と評価の一体化の観点から、理論とエビデンスを授業デザインに活かした教育実践研究を目指している。

ICTを活用したスポーツチームの支援に関する研究に従事

◆過去の研究

通学課程における通信教育の実践

博士論文では通学課程における通信教育について、オンライン授業と対面授業を組み合わせたブレンド型(反転学習)の授業を実践した。オンラインの教材を活用し、対面での協調学習(ジグソー法)を実践した。結果、課題となっていたドロップアウト率の低下に効果が見られた。

● 今後進めたい研究

・情報の教員養成課程における教育プログラムの検討
・スポーツチームを支援する統合的なICTプラットフォームの開発

● 過去の共同研究、受託研究、産業界への技術移転などの実績

▶[課題研究]国立教育政策研究所関連機関全国教育研究所連盟 全教連課題研究 「スポーツにおける「主体的・対話的で深い学び」実践プログラムの検討と評価手法に関する調査研究」(2018-2020)

● 過去の業績

▶[科研費]基盤研究(C)「協調学習場面におけるスキル獲得過程の動作と発話の可視化システム開発」(2020-)
▶[論文]A Case Study of Multidimensional Analysis for Student-staff Collective Cognitive Responsibility in Active Learning (2019)
▶[その他]「共生の視点を備えた体育教師をどう育成するか」(2020)

● 関連リンク先

❖ 詳しい研究者情報
https://hyokadb02.jimu.kyutech.ac.jp/html/100001320_ja.html

❖ researchmap
https://researchmap.jp/masayamada