教授
みずい まりこ
卒論でイギリスの宗教改革、修論でイギリスの西部反乱について研究し、PhDでは西部反乱に加わったコーンウォル半島のすず鉱山関係者と産業の在り方を研究した。
イギリス産業史とアジア交易
西洋史
南アフリカへ移動した西洋人が作成した史料を中心に分析しています。当時の南アフリカケープ植民地は、他の植民都市と同様、移動してきた西洋系の商人、入植者たち、インド洋、アフリカ各地からの奴隷労働者、現地のネイティブの諸民族などが共生する「コンタクトゾーン=接触領域」であったと考えることができます。現在は19世紀ケープ中心に、西洋系の人々が著した歴史文書を収集、調査、分析し、各社会集団の役割や特徴づけられる物事の味方、他者や現地社会へのまなざしなどの抽出を試みています。
コーンウォル鉱山史、南アフリカ移民史
【著書】
・水井万里子他編『史料が語る東インド航路』勉誠出版、2021年。
・カピル・ラジ著(水井万里子他訳)『近代科学のリロケーション』名古屋大学出版会、2016年。