助教
すどう ともみ
小さいころから工作や絵を描くのが好きで、デザインやものづくりに興味がありました。建設社会工学科で、豊かな都市・地域をつくるための土木の世界に触れ、中でも自然環境をどのように守り・育てていくかに強く興味を惹かれました。その後、ノルウェー留学の経験も後押しして、子どもたちが様々な発見や学びができる自然環境の研究をはじめました。
子どもと自然をつなぐデザイン、みどりのインフラの活用
自然環境保全、地域マネジメント、環境教育
都市公園や里山等、私達の身近な自然環境をどのように守り、育てていくかについて研究しています。わたしの研究では特に、子どもの自然体験にフォーカスしています。研究室のプロジェクトでは、小学校ビオトープや都市公園、里山など様々なタイプの自然環境を対象に調査をしています。その中で、遊んだり、学んだりする子ども達やそれを支える大人のコミュニティについて、インタビューやアンケート、行動調査等を用いてデータをとっています。また、対象となる自然環境の植物や昆虫等のモニタリング調査も行っています。加えて、最近は、子どもの公園遊びをとりまく様々な社会的課題を受け、街区公園を多世代で活用するためのコミュニティづくり等にも取り組んでいます。
公園、里山、川や海など、様々な自然環境を対象に研究をしていきたいと考えています。また、最新の環境測定技術等を用いて、現在の研究データをアップデートしていきたいです。加えて、子どもだけでなく、多様な世代、多様な文化圏での自然との関わりについて比較をしていきたいです。技術者の方々や、生態学、教育系の専門家の方々、実践者の方々と共に研究を進めることで、より深化した研究活動ができると考えています。
【委託研究】『幼児期の自然体験の充実を目的とした環境デザイン及び身近な自然環境を活用した環境学習プログラムの開発に関する研究』(2018)
▶委託研究報告書(PDFデータ)
【学会発表】こども環境学会2019年大会 優秀ポスター発表賞
【作品】2014年造園作品選集掲載(夜宮公園巡り坂池)
http://keitaroito-lab-kit.com/