教授
うえだ かずしげ
従来から進めていた透明のp型伝導体の開発で、ある層状酸硫化物透明伝導体からの強い発光を見出し、発光現象に興味を持ちました。実用発光体を調べたところ無機EL用では硫化物を用いることが多いため、化学的に安定な新しい酸化物発光体の開発・応用に取り組むことにしました。
世の中を明るくする材料、
探しています。
無機材料・物性、無機工業材料、機能物質化学
蛍光体、蓄光体、波長変換、無機EL、透明導電体
現在、一般照明として蛍光灯が広く使われていますが、蛍光灯内に有害な水銀を含むため、将来その生産が終了する可能性が高いです。そのため、白色LED、有機EL、無機ELがその代替照明の候補として考えられています。その代表的な白色LEDには酸化物や窒化物の無機蛍光体が利用されており、材料コストや資源的制約など問題を改善しながら、新材料の開発が進められています。現在取り組んでいる無機酸化物蛍光体は、化学的に安定で、耐熱性も高く、資源的な制約も少ないことから、高効率な代替照明用の蛍光体や太陽電池用の蛍光体の実現を目指して研究に取り組んでいます。
①分光蛍光光度計
②紫外・可視・近赤外分光光度計
③ファイバー分光光度計
【特許】
① 『無機酸化物蛍光体及びそれを用いた光源』公開 2009-035623
② 『蛍光体及びランプ』 公開 2008-163061
③ 『酸化物蛍光体エピタキシャル薄膜』 公開 2008-19317
④ 『無機酸化物蛍光体』 公開 2007-146102
【共同研究】
① 酸化物蛍光体の開発
② 透明導電体の開発