イノベーション推進機構 産学連携・URA領域

九州工業大学の研究者 -私たちはこんな研究をしています-

工学研究院

准教授

齋藤 泰洋

さいとう やすひろ

所属
工学研究院
物質工学研究系
プロフィール
1983
生まれ
2011
博士(工学)
2011
東北大学大学院工学研究科化学工学専攻博士課程後期 修了
2008
東北大学大学院工学研究科化学工学専攻博士課程前期 修了

人と人を結ぶ工業の発展に寄与したいと思いました。

エネルギープロセスの効率化を目指す

● 研究テーマ

  • ❖ 工業プロセスの理論化やメカニズムの解明を目指す
  • ❖ 最先端の実験を通した現象の理解
  • ❖ 数値解析技術を駆使した現象の理論化

● 分野

化工物性・移動操作・単位操作

● キーワード

微粒化、工業塗装、鉄鋼

● 実施中の研究概要

❖ 液体と気体のクロスフロー現象および液滴の衝突現象

工業塗装をはじめとする様々な工業プロセスでは、 液体と気体が交差するように移動することに液体が微粒化する現象や 微粒化された液滴が対象物に付着する現象があります。当研究室では、 それらの現象が起こるメカニズムを解明することを目的に最新の実験装置と数値計算を駆使した研究に取り組んでいます。

❖ 製銑工程における石炭・コークスの移動現象

鉄を作る際、高さ60 m×直径30 mに及ぶ超大型の反応器(高炉)を利用した高炉プロセスがあります。 高炉の中では、鉄鉱石とコークスを層状に交互並べ高炉下部(羽口)から熱風を吹き込み、一酸化炭素によって酸化鉄を還元しています。コークスは石炭から製造されますが、これまでの高品質な原料炭が枯渇し、低品位な劣質な石炭から高強度のコークスを製造することが必要となっています。高強度なコークスを製造するために必要な技術や高炉の中でのコークスがどのように機能しているかを実験と数値計算によって理論的に解明しようと試みています。

● 今後進めたい研究

・液体の移動を伴う現象の実験あるいは数値シミュレーション
・石炭・コークスなどがかかわる製銑分野
他,数値計算や流体実験などに関心をもって研究していきます。

● 特徴ある実験機器、設備

レーザードップラー流速計,ハイスピードカメラ,レーザー回折式粒径分布測定装置,汎用熱流体解析ソフトウェア

● 関連リンク先

❖ 詳しい研究者情報
https://hyokadb02.jimu.kyutech.ac.jp/html/100001155_ja.html