教授
わたなべ ひろあき
学部では考古学を専攻していて、考古学のどの分野を学びたいのか悩んでいました。1年間休学してアメリカに留学した時、図書館で面白そうな学術雑誌を見つけました。それがアメリカ・オリエント学会の学会誌でした。編集者を確認したところ、アリゾナ大学の先生でした。これが中近東考古学を学ぼうと決めたきっかけです。
聖書考古学者、英語教員になる
外国語教育関連、考古学
英語教育、英会話の分析、英語の流暢さ、Eーラーニング、考古学、パレスチナ考古学、聖書考古学
日本人の英語話者が会話をする場合、どのような間違いをするのかに興味があります。そこで、ネイティブ話者やバイリンガルとの英会話を日本人話者にしてもらい、一定期間追跡調査を行っています。一定期間の前と後で、日本人の英会話の内容にどのような改善がみられるのかを研究しています。
明らかにしたいのは、なかなか直らない文法上の間違いです。例えば、冠詞、現在進行形、過去進行形、現在完了進行形、過去完了進行形、動名詞、前置詞、助動詞、最上級、分詞、形容詞、接続詞、副詞などです。英作文では時間をかければ直せるのに、発話すると間違えてしまうものが多くあります。どのような間違いが繰り返されるのか、解明したいと思っています。
また、なぜ特定の間違いは直らないのか、その理由も明らかにしたいです。そして、どのようにしたら間違いを直せるのか、教える側の立場に立って、解決策を見出したいと考えています。つまり、どのように教えたら間違いをなくせるのか、英語を教える方々に助言をしたいと考えています。日本における英語教育、特に英語スピーキング能力の向上に貢献したいと思っています。
日本人が英会話をすると、いつまでたっても直らない英語の間違いがあります。これを解明して、どう教えれば直せるのかを明らかにしたいです。
【共同研究】
①"Back to the Drawing Board: A Longitudinal Study of Fossilized Errors" (2021)
②"The Mirage of Progress? A Longitudinal Study of Japanese Students’ L2 Oral Grammar" (2021)
③"Is there an Increase in Fluency over Levels of Proficiency? A Study of English L2 Usage of Japanese University Students" (2019)
④"A Longitudinal Study of Japanese Students’ L2 Oral Grammar" (2019)
⑤"A Cold War Between the Genders: Investigating Attitudes of Japanese University Students" (2018)