イノベーション推進機構 産学連携・URA領域

九州工業大学の研究者 -私たちはこんな研究をしています-

工学研究院

准教授

金子 研太

かねこ けんた

所属
工学研究院
教養教育院
プロフィール
1987
生まれ
2017
博士(教育学)
九州大学
2014
九州大学大学院
人間環境学府教育システム専攻教育学コース
博士後期課程単位取得退学
2011
修士(教育学)
九州大学
2011
九州大学大学院
人間環境学府教育システム専攻現代教育実践システムコース
修士課程修了

大学や学校の課題に接する中で、政策や経営など教育を支える外的条件に目を向けるようになりました。
また、応用情報技術者として趣味的に行っているフリーソフト開発や各種情報システムの運用の経験から、教育におけるICT活用やデータ分析に関心を持つようになりました。

データを掘り起こし、教育機関の変容を解き明かす

● 研究テーマ

  • ❖ 教育に関する情報のデータベース化と分析
  • ❖ 教育へのICT導入に連動した教職課程教育の開発

● 分野

教育学、高等教育

● キーワード

審議会議事録、教育制度

● 実施中の研究概要

情報技術の進展により、日々様々なデータが蓄積されるようになりましたが、多くのデータは統一されたフォーマットや検索システムが未整備であり、有効に活用できていない実態があります。また、現段階で活用・公開されているデータにおいても、複数のデータベースにまたがる分析や、ファイルに蓄積されている情報(更新日など)を活用した分析など、新たな手法を開発する余地が残されています。
現在は、広く公開されているものの利用が低調なデータとして教育関係の審議会議事録に着目し、それらを体系的に分析するためのデータベースづくりを行っています。
博士論文では国立大学法人化による研究組織の変容を研究し、現在も高等教育に主たる関心がありますが、以前から初等・中等教育にも関心を広げ、教育経営・行政に関する研究に取り組んできました。スキルを持っている情報処理技術を起点に、学校教育へのICT導入や学校現場での新型コロナウイルス感染症への対応、さらにそのような環境変動に対応した教職課程教育の開発に取り組んでいます。
さらに、総合的な探究の時間や情報教育など、高等学校教育と大学教育の接点となる領域で新たなテーマを考えているところです。

● 過去の共同研究、受託研究、産業界への技術移転などの実績

【科学研究費補助金:代表】
①『文部科学省関係審議会議事録及び資料のデータベース構築による分析手法の高度化』(基盤C,2020-2023)
②『附置研究所・研究施設での共同利用・共同研究がもたらす波及効果の解明』(若手B,2017-2020)
③『学術研究体制における附置研究所・研究施設の位置―ネットワーク可視化を通して―』(若手B,2015-2017)
④『大学法人化を契機とした組織変容の動態分析―研究センターの設置と廃止を中心に―』(特別研究員奨励費,2013-2014)

● 関連リンク先

❖ 研究室ホームページ

https://kaneko.dhs.kyutech.ac.jp/

❖ より詳しい研究者情報

https://hyokadb02.jimu.kyutech.ac.jp/html/100001600_ja.html