動くものなら何でもやります!!
宇宙工学、機械力学、流体工学
柔軟構造物、流体関連振動、羽ばたき、自律飛行、MAV、UAV、パラフォイル、衝撃波、可視化
① 鳥や昆虫の飛翔メカニズムを研究しています。羽ばたき運動により飛行を実現するハチ・トンボなどを対象に、可視化手法を利用して流れ場を観察するとともに、風洞内で力測定を通じて、飛翔メカニズムに対する理解を深めています。(参照図1)
② ホバーリングなど高度なマヌーバを達成しているトンボを参考にして、4枚翼を有した小型羽ばたき式飛行機の動力化を行っています(参照図2)。自然災害発生時に、このような無人機を即座に現地に送り込み、迅速な被災状況把握に役立てることが期待されています。
③ パラフォイルを使った無人輸送システムの開発を行っています。地震・台風などの自然災害でライフラインが断たれた場合に、このシステムを利用して被災地に迅速に救援物資を送り届けることが考えられています。このための準備段階として、アメリカ・ネバタ州で1Kgの実験機をロケットに搭載して、自動で目的地まで誘導する実験を行いました(参照図3)。
④ スポーツ関連のプロジェクトとして、松坂投手が投げる「ジャイロボール」を対象にその変化の謎を追及しています(参照図4)。将来の「魔球」が生まれるかも?
『関門海峡での潮流発電』
太陽光発電では日射、風力発電では風量と、気象条件の影響を受けるのに対し、必ず生じる潮流を利用する発電法に注目しています。関門海峡という地の利を活かした自然エネルギの利用をぜひ実現したいと考えています。
低速風洞実験装置(可視化用風洞・低騒音風洞も所有)、
小型振動試験装置、
高速ビデオ装置、
シュリーレン可視化装置
『羽ばたき式飛行装置』
特願2007-533258(2006)、特許第4150799号(2008)、平木講儒、後藤尚史
【受託研究・共同研究】
▶空気吸い込み式推進機関の回収型飛行実験機の検討 株式会社アイ・エイチ・アイ・エアロスペースとの共同研究
▶生体構造の計測/モデリング技術の開発 株式会社アイ・エイチ・アイ検査計測との受託研究
▶無人飛行機用緊急時緩降下システムの開発 ドイツ・ブラウンシュバイク工科大学との共同研究
▶非定常衝撃波の可視化法に関する研究 オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学・NHK放送技術研究所、宇宙航空研究開発機構との共同研究
③無人パラフォイルによる飛行実験の様子