打ち上げや過酷な宇宙環境から、人工衛星を守る研究と開発
航空宇宙工学、プラズマ科学
人工衛星、プラズマ、環境試験
超小型人工衛星の開発と環境試験に取り組んでいます。現在、超小型の人工衛星の開発が大学や企業で盛んに開発が行なわれています。九州工業大学でも「鳳龍弐号」という超小型衛星の開発を行なっていて、鳳龍弐号では世界一の高電圧発電というミッションを行ないます。衛星自体を作製すると同時に、打ち上げや宇宙環境に耐えられるかを試験する事も重要です。ロケットの打ち上げの振動や宇宙に出てからの温度の変化というのは地上ではなかなか再現できない過酷な条件です。現在は超小型人工衛星の環境試験について研究も行なっています。今後は超小型衛星を複数利用しての地球の観測等の新しい宇宙利用が始まると考えています。これまでと違いたくさんの衛星を同時に打ち上げるので、これまでとは違った試験方法が求められるかもしれません。良い試験方法を見つける事で、超小型人工衛星がより開発や利用しやすい環境を整える事が大事だと思っています。これを通じて誰でも参加できるような新しい宇宙開発の道筋を開けたらなと思っています。
超小型人工衛星ならではのミッションの提案。
民生部品の宇宙環境耐性評価。
振動試験装置、熱真空試験装置
スペースデブリ除去方法及びその装置
太陽電池の放電に関する地上試験法のISO設立(Space systems -- Space solar panels -- Spacecraft charging induced electrostatic discharge test methods)
国内外の衛星メーカーからの帯電放電試験
振動試験装置
熱真空試験装置