衝撃波DDSで病気を治す
1301医用生体工学、5004流体工学
生体医療工学、計算生体力学、DDS、ESWL、衝撃波、衝撃波管、血液ポンプ、乱流、溶血、血栓、細胞内外流れ
生体医療の最前線で用いられる治療システムや医用流体機械開発・設計支援のため、生体内の複雑な流れ場におけるせん断応力(渦)や衝撃波(圧力波)の生体組織・細胞への力学的作用を理論や数値解析、実験により解明することを目指しています。また、それらの現象の数値解析法に関する開発も行い、新しい生体医療システム開発に役立てたいと考えています。
主要テーマは、
① 衝撃波を用いた気泡内包マイクロカプセルによるドラッグデリバリシステム(DDS)の開発
② 環境保全用CO₂固定化衝撃波バイオプロセス(①と同じメカニズムで、汚泥内の微生物細胞の破壊に衝撃波を用い、エネルギー回収やCO₂固定に利用)
③ 人工心臓開発のための血流中でのせん断応力による溶血(赤血球破壊)と血栓生成の数値流体力学を用いた予測などである。
模擬血液による血栓生成実験
生体組織構造(細胞)と形の数理
【共同研究】
▶『キャビテーションノズル開発に関する研究』 (2006、2007)
▶『白血球の免疫機構に学ぶ血流内DDS用マイクロカプセル推進機構の開発』
日本学術振興会、科学研究費補助金、萌芽研究、代表者 (2007-2008)
▶『水中衝撃波を利用した血流内薬物搬送用含気マイクロカプセル破壊と薬物導入機構の解明』 日本学術振興会、科学研究費補助金、基盤研究B(2)、代表者 (2007-2010)
http://fais.ksrp.or.jp/05kenkyusha/srchresult.asp?ID=m-tamagawa01