非生体材料で生体信号を再現する。
マイクロ・ナノデバイス、ナノマテリアルサイエンス
人工網膜、光応答、ナノカーボンネットワーク素子
ナノデバイスを作製することにより、 とくに電気デバイスでは外部の揺らぎをもろに受けゆらぎます。また性質を同じにしようとしても構造などの少しの違いが大きく物性に影響してしまいます。
田中研究室では、その様なゆらぎや違いをうまく利用して新しいタイプのデバイスを作製しようとしています。たとえば生物は揺らぎやノイズをうまく利用して、計算をしています。人間の脳はスーパーコンピュータ並みの計算をたった30Wでこなしています。こんな超省エネルギーコンピュータが実現されると、今の電力問題なんてあっという間に吹き飛んでいくでしょう。
以上の目標に向かって、田中研究室ではナノマテリアルサイエンスをベースにナノデバイスの非平衡・ゆらぎに注目して生体信号を再現するデバイスの作製を目指しています。将来的にはそれらが脳型コンピューティングに活かされると期待しています。
学習により自己進化するデバイスを目指したいです。
超高真空走査プローブ顕微鏡
特願2013-179578(非線形素子)