感性情報処理:感性をコンピュータで取り扱うためにヒューマンコンピュータインタラクション:わたしたちの暮らしを、より楽しく、より豊かにするための技術
感性情報処理、ヒューマンコンピュータインタラクション、ソフトコンピューティング
感性情報処理、ヒューマンコンピュータインタラクション、ソフトコンピューティング
私たち研究室では、情報システムを利用するユーザを理解し、よりユーザにやさしい情報システムを開発するための研究を行っています。認知科学や心理学で確立された知見を応用し、感性や主観といったユーザの特性と情報技術を融合的に扱うことで、情報システムのデザインを行う研究です。
情報システムを利用するユーザの反応を解析し、よりユーザにやさしい情報システムを開発するためのヒューマン・コンピュータ・インタラクション。その中でも、私たちの感性をコンピュータで理解し、新しい情報システムの仕組みをつくる感性情報処理について研究開発を行っています。具体的には、様々なメディアから、感性情報処理に必要な特徴を見出す感性情報抽出技術、一人ひとりの感性モデルのプライバシを守る感性情報管理技術、ユーザ同士の相違を観察し、アプリケーション設計に役立てる感性情報利用技術があります。
感性をコンピュータで取り扱うことができるようになれば、様々な応用アプリケーションが開発可能になります。たとえば、私たちの感じ方に近い検索結果を得ることができる情報検索、欲しいと思っていたものをタイミングよく見つけることができる情報推薦、喜怒哀楽を表現できるロボットなどです。強みは、私たちの暮らしを、より楽しくより豊かにするための技術であるということです。
ブロードバンド環境やICカードの普及により、「いつでも」「どこでも」「だれでも」が便利な情報システムを利用することができるユビキタス社会が現実になってきています。その中で、ユニークな視点による感性情報の抽出、分析、統合、管理、応用を行い、コンピュータの専門家でない誰でもが日常生活で使える情報システムの開発を続けていきたいと考えています。また、情報検索や情報推薦だけでなく、感性を応用した新たな情報ネットワークの仕組みについても研究開発を行っています。
小型ヒューマノイドロボット KHR-1, KHR-2HV 各2体
SONY FeliCa 開発キット
『ピュア型ピアツ-ピアネットワ-ク内の資源検索方法』特願 2005 - 329282号 (2005)
『3次元形状データ取得システムおよび方法』特願 2002 - 182723 (2002)
【国際共同研究】
『フラウンホーファー研究機構 CMS based on Kansei Information Processing
(マルチモーダル CMS に関する研究) など』(2004-2006) (平成16年度 - 平成18年度)
【受託研究】
『総務省ユビキタスネットワーク技術の研究開発など)九工大ネットワークデザイン研究センターにおける関連企業との交流』(2003-2007) (平成15年度 - 平成19年度)
【その他】
『IPA未踏ソフトウェア創造事業 感性データベースと連携したパーソナルモデル構築ツールの開発(2000) 』(2000) (平成12年度)
http://www.pluto.ai.kyutech.ac.jp/~kaori/