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『創業・金融セミナー』 の開催について(ご案内)
〜 中小・ベンチャー企業の発展と地域密着型金融の機能強化に向けて 〜
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1.開催趣旨、目的
地場の中小・ベンチャー企業が抱えている課題としては、
主に“資金不足”と“人材不足”の2点が挙げられます。このうち、
人材面については、中小企業基盤整備機構や各地のベンチャー支援機関に
専門家等が配置されるなど施策面の充実、関係者への周知が図られています。
一方、資金面については、ABLや売掛債権担保融資などの新たな手法の開発等、
種々の取り組みが行われておりますが、担保・保証に過度に依存しない融資の
推進に関しては、なお不十分との声も聞かれるところです。
そこで、「成長段階における中小・ベンチャー企業の資金ニーズ」、
「金融機関における商品開発の現状と今後の可能性」という“金融”、
“中小・ベンチャー”双方の視点から、現状のボトルネックを検証し、
最新の中小・ベンチャー企業育成・支援の方向性を提示することで、
金融、企業の相互理解を深め、アーリーステージからミドルステージにおける
資金流通の更なる活性化に資することを目的とする「創業・金融セミナー」
を開催することといたしました。
つきましては、ご多忙中のところ恐縮ですが、万障繰り合わせの上、
ご参加くださいますようよろしくお願いいたします。

2.主 催
経済産業省九州経済産業局、財務省福岡財務支局

3.開催日時
平成19年3月2日(金) 13:00〜16:30

4.開催場所
ハイアット・リージェンシー福岡 「リージェンシー?」(福岡市博多区博多駅東2−14−1)

5.定 員
150名(参加無料)  ※先着順受付。定員になり次第、受付を終了させて頂きます
※金融機関を中心に、ベンチャー支援関係者、
中小・ベンチャー企業経営者、創業を目指す皆様の参加をお待ちしています。

6.プログラム(一部、調整中)

1)開 会・主催者挨拶(13:00)
経済産業省九州経済産業局 地域経済部長  餅田 祐輔
財務省福岡財務支局 理財部長  其田 修一

2)現状報告(13:10〜13:50)
「創業を取り巻く環境と金融支援」
講師:国民生活金融公庫 創業支援部長  茂木 博夫 氏

3)講演1(13:50〜14:50)
「中小・ベンチャー企業に対する支援のあり方とは」
講師:SOHOしずおか インキュベーションマネージャー  小出 宗昭 氏

4)講演2(14:50〜15:50)
「アーリー・ミドルステージにおけるベンチャー企業支援の現状と課題(仮題)」
講師:イノベーション・エンジン株式会社 代表取締役社長  佐野 睦典 氏

5)質疑応答(15:55〜16:30)
以上を踏まえ、講演者、フロアーを交えた自由討議

7.参加申し込み
参加申込書
に必要事項を記入の上、2月27日(火)迄にFAXにてお申し込みください。

8.講師紹介
□現状報告: 茂木 博夫 氏 (国民生活金融公庫 創業支援部長)
1972年国民生活金融公庫入庫。三条支店長(新潟県)、東京支店副支店長、
同庫総合研究所副所長を経て、2002年本店情報システム部長に就任。
2005年創業支援部開設準備室長を経て、同年7月より現職。

□講  演 1: 小出 宗昭 氏 (SOHOしずおか インキュベーションマネージャー)
1983年法政大学経営学部卒、静岡銀行入行。同行で支店、国際部、
情報営業部(M&A)、経営企画部(グループ企業設立プロジェクト)業務などに
携わった後、2001年にSOHOしずおかに出向。事務局長兼インキュベーション
マネージャーに就任。当初は、開業直後で知名度がなかった同施設に人を集めること
からスタートしたが、独創的なアイデアとエネルギッシュな活躍により、今では
月間千人が訪れ、同百件の具体的な相談が持ち込まれる全国屈指の施設へと変貌させた。
就任後の5年間で200件以上の新規ビジネス立ち上げに携わった実績をもつ。
2005年には、「JapanVentureAward2005」(創業・ベンチャー国民フォーラム)
起業支援家部門で経済産業大臣賞を受賞。現在、関東地区新連携事業評価委員会委員、
静岡市産学交流センター「B‐nest」の支援スタッフリーダーも務める。
著書は「あなたの起業成功させます」(サイビズ)

□講  演 2: 佐野 睦典(イノベーション・エンジン株式会社 代表取締役社長)
京都大学法学部卒、ハーバードビジネススクールPMD修了。1974年野村證券入社。
1976年野村総合研究所に転じ、米国のコンピュータ、通信、ヘルスケア、流通業界を
担当した後、株式公開業務の調査・コンサル部門ヘッド(中堅企業調査室長)として
約500件に携わる。1993年には経営開発部次長として持株会社やコーポレート
ベンチャーに関するコンサルティングを推進。1995年?ジャフコ投資調査部長に転じ、
投資案件の技術評価責任者として約200件に携わった後、産学連携チームゼネラル
マネージャーに就任。筑波ファンド、北大ファンド、テレコムファンド(計58億円)
責任者として約20社に投資、8社の社外取締役を務める。2001年にイノベーション・エンジン?
設立、代表取締役に就任。ナノ、オプトなど先端技術の事業化を主な対象とし、運用資産は
約70億円。37社の投資実績をもつ。
経産省産業構造審議会産学連携小委員会委員、文科省知的クラスター技術評価委員等の
公職も務めるほか、「起業家の輩出」(共著:日経新聞社)、「ベンチャー企業の経営と支援」(同)
など著書多数。