イノベーション推進機構 産学連携・URA領域

九工大の技術シーズ

学内整理番号

出願番号

特願2014-100043

発明の名称

接着剤原料用モノマー

研究者の名称

概要

主鎖に天然物由来の芳香族環を含むため、化学的および物理的に比較的安定

技術分野

本発明は、接着剤原料用モノマーに関する。

発明の背景と目的

シアノアクリレート系の瞬間接着剤やエポキシ系接着剤等が一般的な接着剤として広く知られている。これらの接着剤は主に化石燃料由来の原料から合成されたものであり、資源の枯渇が近年の課題となっている。このため、自然界に豊富なバイオマスを利用したポリマー組成物の検討が進められている。
本発明は、重合条件によって接着剤と粘着剤を単一組成の原料を用いて容易に作り分けることができる接着剤原料用モノマーを提供することを目的とする。

発明の構成と効果

構成

下記(1)~(3)から選ばれるいずれか1種又は2種以上のモノマーと、下記(4)~(6)から選ばれるいずれか1種又は2種以上のモノマーと、重合原料とする接着剤。(モノマー1)3,4-ジヒドロキシヒドロ桂皮酸,(モノマー2)3,4-ジヒドロキシ桂皮酸,(モノマー3)3-(3’,4’-ジヒドロキシフェニル)アラニン,(モノマー4)3-(3-ヒドロキシフェニル)プロピオン酸,(モノマー5)3-(4-ヒドロキシフェニル)-2-プロぺン酸,(モノマー6)タイロジン、4-ヒドロキシフェニルアラニン

効果

本発明に係る接着剤原料用モノマーは、所定の複数のモノマーを重合原料とするため、重合時間などの条件を調整することにより、単一組成の原料を用いて接着剤と粘着剤を容易に作り分けることができる。

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