- 九工大の技術シーズ
- マイクロ流体酵素センサ
九工大の技術シーズ
学内整理番号
出願番号
特願2006-005358
発明の名称
マイクロ流体酵素センサ
研究者の名称
概要
● 単一培養細胞の微小部位より放出された生体分子濃度を、高感度で高速計測可能なマイクロ流体酵素センサ
技術分野
単一の細胞の微小部位から放出された生体分子を、高感度且つ高速に計測可能なマイクロ流体酵素センサに関する技術です。
発明の背景と目的
・ 酵素センサを利用し、単一細胞の微小部位から放出される生体分子を、高分解能で計測するには、酵素電極の微小化に伴うノイズの増加の問題、固定化酵素量の減少による測定電流量の減少の問題、細胞とセンサとの精密な位置決めの問題等、多くの解決すべき課題が存在し、実用的なセンサは未だ開発されておりません。
・ 目的は、単一の培養細胞の微小部位から放出された生体分子の濃度を、細胞の近傍で高感度且つ高速に計測可能なマイクロ流体酵素センサを提供することです。
発明の構成と効果
構成
細胞21の直下に、シリコン酸化膜13に形成された連通孔14を配置し、連通孔14を埋めるようにナノポーラス構造を有した白金黒製の作用電極17を形成し、これらの直下に酵素溶液を貯えるマイクロリザーバ15を配置しております。
効果
細胞21から放出され連通孔14および作用電極17を通過した生体分子が、マイクロリザーバ15中で効率よく酵素反応を起こし、これに伴う生成物を作用電極17における電極反応により効率よく検出することが可能となります。
