国立大学法人九州工業大学(所在地:福岡県北九州市、学長:三谷 康範、以下「九工大」)は、本学を本年卒業した24歳の佐藤 凜氏(代表取締役CEO)が創業した超小型人工衛星の設計・製造・試験・運用サービスを手掛けるキックスペーステクノロジーズ株式会社(本社:福岡県北九州市)を、九工大発スタートアップとして支援することを決定しました。
近年、世界的に超小型人工衛星の需要は拡大しており、九工大が得意とする通信・地球観測・宇宙探査を見据えたプロジェクトは年々増加しています。一方で、海外の衛星製造サービスへの依存が大きく、日本国内の産業競争力を高めていくことが大きな課題として指摘されています。
キックスペーステクノロジーズ株式会社は、こうした課題に応えるべく、ものづくりの街である北九州市の地元企業とも協業しながら、超小型人工衛星のミッション検討から衛星設計、試験、運用まで一貫してサポートする体制を構築していきます。
同社は昨年、起業前に出場した全国の学生起業家が挑む「起業家甲子園」において総務大臣賞を受賞するなど、公的評価も得ており、九工大発ベンチャーの中で最も注目度の高い存在です。
九工大が強みとする宇宙分野において事業化に挑む同社の成長を、九工大として支援してまいります。
会社名:キックスペーステクノロジーズ株式会社
代表者:代表取締役CEO 佐藤 凜
設立年月:2025年7月
事業内容:超小型人工衛星の設計開発事業及び周辺サービス
ホームページ:https://www.kickspacetech.com/
連絡先:r.sato@kickspacetech.com
私たちの事業は、お客様に寄り添った超小型人工衛星開発を実現することが強みです。九工大で培われた人工衛星の標準システムを基盤に、お客様のご要望に合わせたカスタマイズを実現します。またものづくりの街である北九州市の地元企業とも協業しながら、地元北九州に衛星開発のサプライチェーンを構築していきます。九工大発スタートアップである弊社から、宇宙のフロンティアを切り拓いていきます。