九州工業大学は平成23年度科学技術人材育成費補助事業「テニュアトラック普及・定着事業」に採択され、本事業を推進しています。本事業は、九州工業大学の若手研究者フロンティア研究アカデミーにおいてテニュアトラック制度を導入して、優秀な若手研究リーダーを生み出していくとともに、制度の定着と世界的研究拠点になることを目的としています。
若手研究者に5年間のテニュアトラック教員の身分と独立して研究を実施できる環境（スペース、研究資金、研究以外の負担の軽減）を与えて、自立的に独自の研究を行わせます。
また、メンター教員及びアカデミックアドバイザーを配置し、テニュアトラック教員に対し研究への助言、支援を行うとともに、外部資金獲得、産学連携、特許申請、チームマネージメント、研究室マネジメント、学会活動などのノウハウを伝授し、さらに学内外との交流や共同研究なども包含した組織的若手人材育成システムの構築を目指します。これにより、期間終了時には自立した研究者となり、近い将来にプロジェクトリーダーとして国内外で活躍する研究者を育成します。
